コンセプト


食材との対話から生まれる身体にやさしい中国料理

食材には実にたくさんの魅力があります。
「塩味、甘み、酸味、辛味、旨み」そして、「味、香り、色、歯ごたえ・・・」

美味しいお料理を作るには、
「それぞれの食材の性質を知ること」と、
「食材の持ち味を活かすための調理法を選ぶ」ことが重要です。

これら一連の事柄をしっかりと考えてはじめて、
食材同士の良い組み合わせ、火の通し方、
そして五味五感のバランスがとれた美味しいお料理に仕上がります。

「身体が欲する食材を、最も適した調理法で食す」ほど、美味しい食事はありません。
そんな、お食事をしていただくため、中国料理の技法をもとに、食材の味を超えない
そして日本の気候風土にあったお料理を作り続けたいと思っています。

そして、その思いは、注文を頂いてからはじめて食材を切るスタイルにも反映されています。
状況によっては、少々、お待たせしてしまうこともあります。

しかし、「切り置きのために失われる栄養や鮮度」を見過ごし、
「それを補うための化学調味料」を使うことは
「どうしたら美味しく召し上がっていただけるか?」を考えた時、
相応しくないことだと思うからです。

”味は人なり”
そんな言葉を胸に今日も厨房でお料理をお作りします。

オーナーシェフ 関根 祥司
オーナーシェフ関根祥司

1967年岩手県生まれ
恵比寿筑紫摟他、中国料理店数店勤務
1986年より六本木中国飯店(調理主任)
のち都内数店で料理長を務める
1997年より麻布長江(料理長)
2006年7月 目黒区鷹番にてCHINA MOONオーナーシェフとしてオープン